対談

2010.10.04

リンズ・ダンス・プラネット主宰
高田 裕之 稟子さんご夫妻

継続は人生の道を拓きます。夫婦で信頼し、協力し合い、夢を追いかけ、実現させます。


第3回
夫婦2人で大きな夢を追う

対談日  2010年10月4日(月)
2010.10.04

(敬称は省略いたします)
潮田
さて、現在、奥様は、バレエ教室をされておられますが、今後のお仕事について、お2人の夢をお聞かせください。
稟子
今、2階をレッスンルームにして、幼児、小学生、大人のレッスンをしていますが、1階もレッスンルームに改装して、教室を拡大しようと思っています。そして、生徒さんのレベルに合ったきめ細やかな指導を心がけていきたいです。
潮田
小学校に上がる前の幼児を教えるのは難しくありませんか?その頃の子どもは、まとまった時間、集中しにくいですよね。
稟子
幼児に関する心理を勉強したりして、自分なりに工夫しています。レッスンが始まる前は、怪我だけは注意して、好きなようにさせてあげて、でもレッスンに入れば、子どもに合わせながらもレッスンに集中できるよう気を配っています。
私の一言でバレエが上達する子どもたちと接していると、自分も学ぶことが多いです。
裕之
昨年の12月からこの教室はスタートしましたが、おかげさまで多くの生徒さんたちが通ってくれています。そこで、11月27日(土)には発表会を開催します。小さな子どもたちが発表会の衣裳を身につけると、とてもうれしそうで、はしゃいでいて、かわいいなと思います。
稟子
ニューヨークの本場でさまざまなダンスのレッスンを超一流の先生方に教えていただきました。
その経験が私を変えてくれたと感じています。あちらでは、「お客様あっての自分」なんですね。 ですので、一流になればなるほど人格が高いです。すばらしい方が多いです。
そこをまちがえてしまうと、「私はこんなにすばらしいのに、その私が教えてあげているのに、どうしてあなたたちはそれぐらいしかできないの?」といった高慢な教え方になってしまう危険があります。
ニューヨークで吸収したその学びをこれからも生かしながら、バレエ教室と言えばここ、「リンズ・ダンス・プラネット」と言われるようになりたいです。そして、世界に通用するダンサーを育てたいですね。
裕之
彼女には、行く行くは指導者の育成、さらにバレエ団全体の顔となってもらいたいと思っています。私は今は、会社勤めをしていますが、将来は彼女と一緒にバレエ団を経営、運営していこうと考えています。
稟子
そして、私たちの子どもも持てればいいなと思っています。男の子を生んでバレエダンサーになってもらいたいなと思います(笑)
潮田
奥様の転機は、ニューヨークへ行かれて、やれるところまで貪欲にさまざまなレッスンを受けて、そこからたくさんの人生の学びを得られたことにあるのでしょうね。何でもやれるところまで、とことんやってみる、ということは、ほんとうに必要だと感じます。そこまでやれば、後悔など生まずに、次の人生のステージに上がれます。そして、その自分を信じることができます。
また、夫婦間で、密なコミュニケーションがあれば、そこに固い信頼の絆が生まれ、2人で力を合わせて描いた夢に前進していけます。
高田ご夫妻は夫と妻、それぞれが異なる個性、性格であるからこそ、互いを補い合い、高め合う、現代の理想の夫婦と感じました。
本日は、ありがとうございました。
裕之・稟子
ありがとうございました。

文・構成 潮田圭子
<告知>
 11/27(土)リンズ・ダンス・プラネット第1回発表会
 場所;新宿区立四谷区民ホール